2009年9月8日火曜日

NHKクローズアップ現代:値下げが止まらない!

またしてもデフレ値下げで苦しむのは農村住民だ、税金を使って彼らをなんとか支援してやらねばならないというNHK的「月並み」番組:
クローズアップ現代 - Yahoo!テレビ.Gガイド [テレビ番組表]: "クローズアップ現代「値下げが止まらない〜秋商戦の舞台裏〜」リーマンショックからまもなく1年。消費者物価指数は過去最大の下落率を記録、かつてない値下げが進む。老舗メーカーやデパートに密着、秋商戦の最前線とその影響を追う。【出演】第一生命経済研究所主席エコノミスト…熊野英生,経済ジャーナリスト…荻原博子,【キャスター】国谷裕子"
そうじゃないだろう。いままであまりにも高かったバブル価格がやっと是正されてきたと言うだけの話。日常的食品は言うに及ばず、日本では伝統的に無料とされてきたお茶ですら、バブル以降、たかがお茶を飲むのに一杯120円を払わねばならないとされてしまった。

これでも大儲けして笑いが止まらなかったのはイナカの利権集団。みんな大金持ちになったが、損したのは都市部の貧民たち。老後の蓄えすらあいつらに摺り取られてしまい、途方に暮れている。どう考えても不条理である。是正されてしかるべきはいままでの「バブル現象」であり、いまの「値下げ現象」ではないのだ。

それにしてもクニヤは単純。番組の意図に迎合するゲストには「満面の笑み」を浮かべて同感の意を示す。そうでないゲストにはポカンと口を開けた「白痴顔」を見せる。これこそいまのNHKを具現化した表情に他ならない。つまりクニヤはいまのニッポンの「空気」そのものなのであり、それだからNHKのエライ人には評価が高く、彼女はそれで食っているのだ。ニッポン文化の知的退化は、嘆かわしい限りである。

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